2月の読書予定

先月久しぶりに図書館で借りた本がきっかけで、私に読書ブームが再来しています。笑

きっかけとなった本は島田潤一郎さんの「古くて新しい仕事」と田尻久子さんの「猫はしっぽでしゃべる」です。この2冊、図書館では本の仕事という分類の棚に並んでいました。本好きが高じてお仕事にされているお二人ですが、島田さんは就活がうまくいかず、とうとう会社員になることを諦めひとり出版社を立ち上げられ、田尻さんはカフェ経営していたものの、お隣に空きがでたのを機にカフェで置き場に困っていた本が気になっていたそうで、本屋をつくることになったそうです。現在の本に関わるお仕事にたどり着くまでの経緯は振返ってみると自然の流れのような、でもやっぱり事実は小説より奇なりだな、という成り行きが面白く、お二人ともどちらかというと万人受けしないこだわりの本を選書するセンスも似ておられます。そして不器用そうなお人柄に好感が持てました。不器用な人は嘘がないですね。お二人とも自分の言葉を紡いでいる。そこに惹かれました。久々に気持ちよく読書って楽しいなあ~と思えた本でした。

 

近年本を読む量が激減したのは何故だったかな?と思い返すと、読書って受け身で能動的じゃないから堂々と趣味って言えないよなぁ、読書が仕事に繫がっているわけでもなく、アウトプットのないインプットって意味あるのかな・・という悲観的な自分がいて、少し遠ざかっていたのも事実です。具体的に、能動的に何かを創り出して発表したり、発信したり、誰かと一緒にセッションしたり、自己表現する趣味を見つけたい、と長年色々試したりあきらめたりの繰り返しをしていました。先月読んだもう一冊の本、「さとりをひらくと人生はシンプルで楽なる」で自己表現しなきゃいけないと思い込んでいた自分は他人の目を意識したエゴであって、本当の自分ではないんだと気づき、自己表現は目に見えるものだけじゃないんだと、考えられるようになりました。

 

そして、上述の不器用なお二人(何度も失礼な・・)の本から、そうだ、読書に没頭してもいいんだ!とにかくとことん読書してインプットしたら、嫌でも、いや必然的に、アウトプットできるようになるんじゃないかと、学ばせてもらったような気がします(もちろんお二人にはそもそも書く才能がお有りだったと思うのですが、勝手に私自身を鼓舞するための感想です。。ご了承ください。)こうして自分を肯定したらスッキリ。もっと生活に読書の時間を作っていこう~と私の24時間を再編成をすることにしました。早速動画配信ディズニープラスは退会し、テレビ時間を30分程度に削減。

読みたい本は本好きのお二人の著作の書籍リストを参考にさせていただき、区内にある古本屋さんへシェアサイクル(初の試み!)を利用して出かけてみたり、読み途中の本が手に取りやすいよう部屋に新たに本を置くスペースを設けてみたり、新しい試みが楽しくポンポンつながるここ数日です。ブログに読書感想もあげていきたいと思います。

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2月に読む予定の本たち 古本と図書館から借りた本